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池袋駅西口を出て、歓楽街の喧騒を抜けた所にある「プリック」。スタッフに日本人はおらず、最小限の日本語以外は、タイ語が飛び交う。東京の真中にあって、異国に迷い込んだかのような雰囲気を持つ店だ。オープン当初は、客の9割がタイ人だったそうだが、現在は9割が日本人客。とは言っても、特に日本人向けにアピールしたわけではなく、作家の田中康夫氏が文章中で触れたことも手伝って、主に口コミで客が増えたという。
さて、ここに来たら是非味わいたいのが、「お客さんに合わせるつもりはない」という、強気の味付けのイサーン料理だろう。イサーン料理について、店長の中原さんは、「畑仕事に出る際のお弁当に、少量のおかずでもご飯がすすむようにと、辛くて濃い味付けの料理を作ったのがはじまりで、もともと“とても荒々しい料理”だ」と語る。しかし、シェフが全員女性ということもあってか、「プリック」のイサーン料理は、そんな荒々しさに、どこか家庭的な優しさをプラスしたものに仕上がっている。
本場の味を大切にする一方で、中原さんは、創作メニューにも挑戦中だという。例えば、白い塩漬けたまご、黒いピータン、茶色い煮込みたまごを盛り合わせた「ヤムアメリカン(3色サラダ)」は、人種が入り混じるアメリカを象徴した社会派サラダ。また、本場では食する習慣のない海草を使ったサラダは、日本の料理からヒントを得たヘルシーメニュー。これらはメニューブックには載っていないが、注文が可能だ。
尚、「プリック」の向かいにある「アジア食品」は姉妹店。ここではタイを中心とした生鮮食品、加工品の販売を行っている。また、タイのテレビドラマを録画したビデオの貸し出しも行っているので、興味のある方は一声かけてみては。
DATA
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住所:
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東京都豊島区池袋2-62-6 |
営業時間:
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PM5:00〜AM4:00(ラストオーダーAM3:30)
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定休日:
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なし |
予約:
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可(10名位まで) |
席数:
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30 |
予算:
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\3000〜 |
個室:
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なし |
カード:
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不可 |
禁煙席:
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なし |
貸し切り:
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不可 |
税:
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内税 |
駐車場:
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なし |
サービス料・席料:
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なし |
その他:
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持ち帰り可 |
※ページ作成後の営業時間・メニュー・料金などは変更があると思われますので、ご確認の上で、行かれることをおすすめいたします。
おすすめメニュー: |
パッペッタレ(シーフードの辛子みそ炒め) |
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\1,800 |
ヌアナムトック(牛肉のハーブ和え) |
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\1,500 |
ヤムタレー(シーフードサラダ) |
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\1,500 |
ソムタムプープラーラー(青パパイヤサラダ) |
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\1,200 |
ヤムアメリカン(3色サラダ) |
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