ガウクルアはマメ科の植物で、学名プエラリア・ミリフィカ、タイ北西部から中西部にかけてのミャンマー国境に近い山岳地帯に自生する薬草だ。山岳民族の女性達は昔からその根(ヤシの実位の大きさになる)を健康食品として食べてきたもので、乳房の発達や更年期障害に効果があるといわれてきた。

ガウクルア(マメ科、学名:プエラリア・ミリフィカ)の根
この植物が一躍脚光を浴びたのは1998年の10月。タイ最高学府のチュラロンコン大学自然科学部のウィチャイ・チャーチワサー準教授がガウクルアに対して、「女性の胸を豊かにする効果がある」と発表したからだ。
ガウクルアにはデンプン質、多糖類、微量のビタミン類のほか、イソフラボンが含まれている。ウィチャイ準教授によると、このイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促進し、胸を大きくする。イソフラボンは大豆やざくろにも微量含まれるが、ガウクルアに含まれている量がケタ外れに多いという。
タイ政府は1999年1月25日、ガウクルアを保護植物に指定し、国外へ原料として輸出することを禁止する方針を決定した。これは外国企業が大規模に商品化を進め、タイが打撃を受けることを心配しての措置だが、タイ国内で製品化したものは引き続き輸出できる。
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